長女の陽ちゃんは、典型的なADHD。
気は優しく、のんびりマイペース。遅刻当たり前、だって時計を見るのをいつも忘れてる。
でも、とっても明るく、人見知りしない。だから距離感がちょっと変で知らないおじさんにもついていきそうで怖い。
忘れ物はほぼ毎日。字はとても下手で、計算間違いがとても多い。
筆算は繰り上がりを忘れ、小数点の計算は小数点の位置を間違う。
授業中は寝ているし、朝も寝ている。むしろどこでも寝ている。
そんな陽ちゃんなので、低学年の時は成績はなかなか悪かったです。授業中ぼーっとして話聞いてないからね。ノートだって取らない。
いつも本を読んでいるせいか、国語は悪くなかったですが、漢字が酷い。理科も社会もイマイチ。
算数は破滅的。解き方をわかっていないからテストの点を見て毎回私が教えてた涙
でも、小学校4年生から徐々に成績が良くなりました。
5年生では、初の男性の担任教師だったのですが、話が上手で社会の戦争の話や世界の話に夢中になり、社会の成績もUP。
通級教室も、先生から「もう大丈夫!」と言われ、卒業する事に。
ピアノもそろばんもとても下手だったんですが、いつの間にか両手で好きな曲を弾き、そろばんの検定もちょっとずつ合格できるようになりました。
6年生になる頃には成績が悪い科目はなくなり、漢字は全然ダメだけど、国語のテストの問題はほとんど〇 算数も、社会・理科は90点以上の時もちらほら。
最後のピアノの発表会では、他のママ達に驚かれる程立派な演奏をし、そろばんは3級まで受かりました。
気づくと、ちょろちょろ動き回ってうるさかった陽ちゃんは、本ばかり読む、割と大人しい子になっていました。
陽ちゃんは、グループには属さず、一人で図書館に行き、昼休みも本を読んで過ごし、
気が向いたらクラスの子の輪に入り、隣のクラスにいる仲良しと喋ったり、マイペースに過ごしていたそうです。
喋る子がいなくても、本を読むと夢中になるので一人でも気にならない。だからストレスも少ない。
ある意味最強でした。
だけど、忘れっぽいし、いろんな事に気づかないので、「あの子は馬鹿だから」みたいな扱いは受けていたようです。
ところが、中学に入り勉強をする事を覚えたのか、馬鹿にしてきていた女子達よりテストの成績は上になっていたのです・・・!!
ワーキングメモリが知的障害一歩手前な数値な陽ちゃん。
まさか、テストの点が平均より上なんて・・・多分中3になったら皆に抜かされているとは思うけど、嬉しい限りです。テストで平均点以下はほとんどありません。
ただ、課題や提出物はやり忘れたり持っていくのを忘れたり…最低評価を貰い続けましたが、最近は私が管理するようにしていい評価になってきました。
親のサポートはやはり必要でした。(他の子は親の手を借りている人はいなそうです)
成績だけじゃなく、朝は起きれないけど、起きたらすぐに着替えて、遅刻せず中学校にすんなり行くようになりました。仲の良い友達もいるようです(相変わらずグループには属してないそうですが)
小学校低学年の頃は、高校受験なんてうちの子には無謀だ・・・と本気で思っていました。
でも、発達障害の子は後から伸びるというのは本当だったんだ。と今は希望であふれています。
逆に、手がかからず成績も良かったはずの次女の月ちゃんの不登校の方が何より辛いです・・・。(不登校がというより、不登校の罪悪感から起こす癇癪や異常行動が辛い)
陽ちゃんの成績が上がったのも、陽ちゃんに合った勉強の仕方を見つけれたからだと思います。
また次回、陽ちゃんの成績が上がった秘訣を書いていきたいと思います。
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